贪婪有必要吗?
「欲」という言葉には、
あまり良くないイメージを持つ人も多いかもしれません。
欲張り。
がめつい。
自分勝手。
そんな印象が先に立つこともあるでしょう。
でも私は、欲は悪いものではないと思っています。
むしろ、仕事においては欲がない方が危険だと感じることすらあります。
成長したい。
もっと知りたい。
もっと良い仕事がしたい。
これらもすべて、
言い換えれば欲です。
不動産の仕事をしていると、
「お金の話をするのが苦手です」
「欲を出すのは良くない気がして」
という声を聞くことがあります。
気持ちは分かります。
私も昔は、欲を出すことにどこか後ろめたさを感じていました。
ただ、ある時から考え方が変わりました。
欲を持たない人は、
現状に疑問を持たなくなる。
現状に満足してしまう。
そして、考えることをやめてしまう。
それは、お客様にとってもあまり良い結果を生まないのではないか、
そう思うようになりました。
もっと良い提案ができないか。
もっとリスクを減らせないか。
もっと将来を見据えられないか。
こうした問いは、すべて「もっと良くしたい」という欲から生まれます。
欲があるから、
調べる。
考える。
比べる。
欲があるから、妥協しない。
もちろん、自分の利益だけを追いかける欲は違います。
短期的に儲かればいい。
今さえ良ければいい。
そういう欲は、いずれ必ず歪みを生みます。
私が大切にしたいのは、長期的な欲です。
お客様にとって、
本当に意味のある提案をしたい。
結果として、長く付き合ってもらえる仕事がしたい。
そのために、もっと力をつけたい。
もっと判断力を磨きたい。
そういう欲です。
欲があるから、勉強を続けられます。
欲があるから、責任を引き受けられます。
何も求めなければ、何も背負わなくて済みます。
でもそれは、プロとしては少し寂しい姿だと思います。
欲を持つ。
その欲を、どこに向けるか。
そこさえ間違えなければ、欲は仕事を前に進める大きなエネルギーになります。
私はこれからも、もっと良い仕事がしたいという欲を、大切にしていきたい。
その欲に、恥じない仕事を積み重ねていきたい。
そう思っています。






