本を読む
■本は読んだ方が良いというシンプルな真実
本は読んだ方が良い。
ありきたりな言葉かもしれませんが、真実です。
知見が広がる。自身のスキルアップに繋がる。そして単純に面白い。
理由を並べればいくらでも出てきますが、結局はその一言に尽きます。
それでも、ほとんどの人は本を読みません。
時間がない、面倒くさい、意味を感じない。
こういった言葉は何度も聞いてきました。
正直に言うと、私から見ればこれは全て「やる気がない」「無気力」の一言で片付きます。
ただし、それ自体を否定するつもりはありません。人は楽な方に流れるものですし、面倒なことを避けるのは自然なことです。
問題なのは、その状態のまま「変わりたい」と思っていることです。
■変わりたいなら、行動を変えるしかない
何かを変えたい、成長したい、結果を出したい。
そう思うのであれば、今までと同じ行動を続けていても何も変わりません。
そして、行動を変えると言っても大げさなことをする必要はありません。
その中でも最も手軽で、かつ効果が大きいのが読書です。
お金もそこまでかからない。場所も選ばない。今すぐ始められる。
これだけ条件が揃っているにも関わらず、やらない人が多いのは非常にもったいないと感じています。
■読書は「趣味」なのか
例えば、「趣味はなんですか?」と聞かれて「読書です」と答える。
よくある、何の変哲もない会話です。
質問も平凡ですし、答えも一般的です。
実際、本を読む人は多いと思います。
好きだから読む、余暇の時間に楽しむ。いわゆる趣味としての読書。
それが一般的な捉え方かもしれません。
私自身も若い頃から、できるだけ本を読むようにしてきました。
ただ、それを趣味と言うかと言われると、少し違う気がしています。
もちろん、好きな本を読んで楽しむというのは理想的です。
面白い本に出会えた時の感覚は、他では得られないものがあります。
ただ、本というものは、読んでみるまで面白いかどうか分からない。
ここが一つの難しさでもあります。
読んでみたら内容が薄くて面白くないこともある。
逆に、レベルが高すぎて理解に時間がかかり、読み進めるのが苦痛になることもある。
読書を趣味として捉えている場合、
こういった本に出会った瞬間にモチベーションは下がります。
そして、そのまま読まなくなる。
これはすごく自然な流れだと思います。
ただ、私の場合は少し違います。
本を読む理由は一つだけです。
ビジネスマンとしての自分のレベルを上げるため。
面白いかどうかは二の次です。
もちろん、面白いに越したことはありませんが、それが目的ではない。
どちらかと言えば、トレーニングに近い感覚です。
■読まない人は、自分の中だけで完結する
本を読まない人の多くは、自分の頭の中にある情報だけで物事を判断し続けます。
過去の経験と、限られた知識。その中だけで意思決定をしていくことになります。
一見すると問題ないように思えますが、これはかなり危険な状態です。
なぜなら、その人の世界が「自分の知っている範囲」で止まってしまうからです。
視野は広がらず、思考も深くならない。そしてそのことに本人が気づけない。
この状態が一番厄介です。
■本を読む人は、外の世界を取り込める
一方で、本を読む人は違います。
自分が経験していないことを、知識として取り入れることができます。
他人の成功や失敗を疑似体験できる。
自分とは全く違う考え方に触れることができる。
これは非常に大きな差です。
人生は長いようで短く、全てを自分の経験だけで学ぶには限界があります。
だからこそ、本を通して他人の人生を借りるという考え方が必要になります。
■不動産の仕事は「読む力」で差がつく
ここで、私たちの仕事に置き換えてみます。
不動産という仕事は、日常的に活字に触れる機会が非常に多い仕事です。
重要事項説明書や契約書など、文字だらけの資料と向き合うことが当たり前になります。
しかも、それはただ読めばいいという話ではありません。
内容を正確に理解し、それを初めて見るお客様にも分かるように噛み砕いて伝える必要があります。
では、本すら読めない人が、初めて見る人からすれば暗号のような文章を理解し、説明できるのか。
正直に言って、かなり厳しいと思います。
文章に慣れていない人は、そもそも構造を捉えることができません。
単語単位でなんとなく理解した気になり、全体像を掴めないまま説明してしまう。
それでは、お客様に伝わるはずがありません。
■「誰でもできる仕事」では終わらない
不動産というと、誰にでもできそうな仕事だと思われがちです。
確かに入口だけを見れば、そう感じるのも無理はありません。
ですが、実際は全く違います。
一つの取引の裏側には、法律、契約、金融、税務、そしてエリア特性など、様々な要素が絡み合っています。
それらを理解し、整理し、最適な形で提案する。
これは決して簡単なことではありません。
むしろ、深く入れば入るほど「誰でもできる仕事ではない」と実感します。
限られた人にしかできない仕事です。
そしてその差を生むのが、日々どれだけ言葉と向き合っているか。
つまり、読む力であり、理解する力です。
■読書は仕事の精度を上げる
読書は単なる知識のインプットではありません。
仕事の精度そのものを引き上げます。
情報量が増えれば、判断の選択肢が増えます。
過去の事例を知ることで、同じミスを避けることができます。
さらに、引き出しが増えることで提案の幅も広がります。
結果として、お客様にとってより良い選択肢を提示できるようになります。
ここにもう一つ付け加えるなら、「判断のスピード」も変わってきます。
知識がある人は、考えるための材料が揃っているため、判断が早い。
逆に知識がない人は、そもそも比較材料がないため、判断に時間がかかるか、もしくは感覚で決めてしまう。
この差は、現場では非常に大きいです。
ビジネスの世界では、スピードも価値の一つだからです。
■読書が仕事に直結する理由
読書は単なる知識のインプットではありません。
最終的には、必ず仕事に繋がっていきます。
専門書を読めば知識が増える。
小説を読めば表現力が磨かれる。
ビジネス書を読めば思考の型が身につく。
ジャンルは違えど、それぞれが違う角度から自分を鍛えてくれる。
そしてそれらが積み重なることで、仕事の精度は確実に上がっていきます。
知識があるから判断できる。表現力があるから伝わる。思考の型があるからブレない。
この一つ一つが、結果に直結していきます。
■言語化能力で結果は決まる
もう一つ、大きな違いがあります。
それは言語化能力です。
本を読む人は、言葉に触れる量が圧倒的に多い。
その結果、自分の考えを整理し、相手に伝える力が強くなります。
逆に、本を読まない人は感覚で物事を捉えることが多くなり、それをうまく言葉にできません。
頭の中では分かっているつもりでも、いざ説明しようとすると言葉に詰まる。
この状態では、相手に伝わることはありません。
営業であれば、提案の説得力に差が出る。
社内であれば、意思疎通の精度に差が出る。
この差は小さいように見えて、積み重なると大きな差になります。
そして最終的には、結果に直結します。
■読書が思考を変える
実際に私自身も、本を読むことで考え方は大きく変わりました。
感覚だけで判断していた頃に比べて、物事を一段深く考えるようになりました。
また、相手に伝える際の言葉選びも変わりました。
どうすれば伝わるのか。
どうすれば納得してもらえるのか。
そういった視点を持てるようになったのは、
間違いなく読書の積み重ねがあったからだと思っています。
■言語化できるかどうかで全てが決まる
もう一つ、決定的な差があります。
それが言語化能力です。
本を読む人は、言葉に触れる量が圧倒的に多い。
その結果、自分の考えを整理し、相手に伝える力が磨かれます。
逆に、読まない人は感覚で物事を捉えがちになり、それを言葉にできません。
どれだけ良い考えを持っていても、伝えられなければ意味がない。
営業であれば契約に繋がらず、社内であれば評価もされない。
これは現場にいると、はっきりと差として現れます。
さらに言えば、言語化できる人は「相手の理解度」に合わせて話すことができます。
難しい内容をそのまま伝えるのではなく、相手が理解できるレベルまで落とし込む。
これは訓練しないとできない能力です。
そしてその訓練の土台になるのが、日々触れている言葉の量です。
■読書は思考そのものを変える
実際に私自身も、本を読むことで考え方は大きく変わりました。
以前は感覚に頼る場面が多かったのですが、今では一度立ち止まり、構造で物事を考えるようになっています。
「本当にそれが正しいのか」「他に選択肢はないのか」といった視点を持てるようになりました。
また、物事を“点”ではなく“線”で捉えるようにもなりました。
今の判断が将来にどう繋がるのか、その先までイメージするようになったということです。
これができるようになると、短期的な感情に流されることが減り、より本質的な判断ができるようになります。
■読書は差がつきにくい努力だからこそ価値がある
読書という行為は、一見すると地味です。
筋トレのように見た目が変わるわけでもない。
営業成績のように数字ですぐ結果が出るわけでもない。
だからこそ、多くの人が続けません。
ですが、逆に言えば「続けるだけで差がつく」ということでもあります。
派手な努力は誰でもやります。
分かりやすく成果が出るものは、競争も激しい。
一方で、読書のような地味な積み重ねは、やる人が少ない。
だからこそ、長期的には大きな差になります。
■読書は積み重ねでしか意味を持たない
もちろん、本を一冊読んだだけで人生が変わるわけではありません。
そんな簡単なものではないです。
ですが、読まない限り変わらないのも事実です。
少しずつでもいいので続けること。
そして、読んだ内容を少しでも行動に移すこと。
この繰り返しによって、初めて意味を持ちます。
■時間がないは言い訳でしかない
「時間がない」という言葉はよく聞きますが、実際には時間はあります。
スマホを触っている時間、何となく過ごしている時間。
その一部を本に変えるだけでいい。
それだけの話です。
1日10分でもいい。それを1年続ければ、それなりの量になります。
そしてその差は、確実に現れます。
■まとめ
本は読んだ方が良い。
シンプルですが、これが全てです。
読むか読まないか。
それだけで思考も、判断も、結果も変わります。
特に、言葉を扱い、理解し、伝えることが求められる仕事においては、なおさらです。
読まない人が多い時代だからこそ、読むだけで差がつく。
これは大きなチャンスでもあります。
最後にもう一度。
本は読んだ方が良い。
この積み重ねが、気づいた時には大きな差になっています。
本を読んでいる方は是非、おススメの本や面白い本について話しましょう!
お問合せお待ちしております!













