Don't trust your motivation.
■やる気(情熱)という曖昧なもの
さて、今日は「やる気(情熱)」という、つかみどころのないものについて書いてみます。
私はかねがね、仕事ができるかどうか、結果を出せるかどうかは、結局のところその仕事に対してどれだけの情熱を持っているか、この一点に尽きると思っています。
元々情熱を持っている人は、正直それだけで強いです。
何事にも熱心に取り組めるというのは、それだけで大きな才能だと思います。
多少センスがあるとか、飲み込みが早いとか、そういったレベルでは、燃えるような情熱を持った人に勝つのは難しいでしょう。
実際、現場に出ていても、最終的に結果を出している人は例外なく熱量が違います。
能力の差というよりも、取り組み方の差。その差が積み重なって結果になっていると感じています。
■情熱が続かないという現実
では、元々そこまで情熱があるわけではない人や、情熱にムラがある人はどうすればいいのか。
一年中、365日ずっと燃えていられる人であれば問題はありません。
ですが、そんな人はごく一部です。
私自身もそうでした。
若い頃から、この不動産業界で成功するには、この仕事に身を捧げる必要があると感じていました。
中途半端な気持ちでは通用しない。自分の持っているエネルギーを全て使い切るくらいの覚悟が必要だと。
それでも、気が緩むことはありました。
さぼってしまうこともあれば、ゆっくりしたいという気持ちに負けることもある。
決して軽い気持ちでやっていたわけではありません。
むしろ本気だったからこそ、そのギャップに苦しみました。
情熱にムラがある。続かない。
頭では分かっているのに、心と身体がついてこない。
この状態は、想像以上にしんどいものです。
やらないといけないと分かっているのにできない。
それが続くと、自分に対する信頼も少しずつ削られていきます。
■人間は感情に支配される生き物
ただ、最近になって思うのは、人間なんてそんなものだということです。
感情は長続きしません。
やる気がある日もあれば、全く乗らない日もある。
昨日はあれだけやる気があったのに、今日は全然ダメということも普通にあります。
モチベーションというのは、常に波があるものです。
むしろ、その波があることを前提に考えた方が現実的です。
感情に任せて動いている限り、パフォーマンスには必ずムラが出ます。
そして、そのムラがそのまま結果に反映されます。
逆に言えば、安定して結果を出している人は、感情に左右されていないということです。
やる気があるからやるのではなく、やるべきことをやるから結果が出る。
この順番で動いている人が強い。
■やる気をコントロールするという考え方
前置きが長くなりましたが、私の中で一つの結論に辿り着きました。
それは、感情や情熱をコントロールすることが、この世界で結果を出すための鍵になるということです。
ただし、ここで重要なのは、感情そのものを直接コントロールしようとしないことです。
やる気を出そうとしても、出ない時は出ません。
無理に引き上げようとしても、結局は長続きしない。
これは経験上、間違いないです。
■行動を変えれば感情は後からついてくる
ではどうするのか。
結論はシンプルで、行動をコントロールすることです。
気持ちが乗らない時こそ、意識して情熱的な行動をとる。
これを徹底しています。
楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しくなる。
やる気があるから動くのではなく、動くからやる気が出てくる。
順番を逆にするだけです。
例えば、朝少し早く会社に行く。
誰もいない時間に掃除をする。
移動のスピードを上げる。
話す時の声のトーンを意識する。
一つ一つは小さなことですが、これを意識的に積み重ねることで、自分の状態は確実に変わっていきます。
最初は正直、気休めに感じるかもしれません。
ただの気のせいだと思うかもしれません。
ですが、その「気のせい」を続けていくことで、徐々にそれが当たり前になっていきます。
気づけば、やる気がある状態と同じ行動が取れている。
それだけで十分だと思っています。
■習慣が全てを安定させる
ここでさらに重要になってくるのが「習慣」です。
やる気に頼らず、行動を習慣化する。
これができるようになると、一気に楽になります。
毎回「やるかどうか」を考えるからしんどいのであって、
最初から「やるのが当たり前」になっていれば迷う必要がありません。
歯を磨くのと同じです。
やる気があるからやるのではなく、やるのが当たり前だからやる。
仕事においても、この状態を作れるかどうかで差がつきます。
習慣化された行動は、感情に左右されません。
だからこそ、安定して積み重ねることができます。
■気持ちと現実の差を埋める
ここで大事なのは、「本当にやる気があるかどうか」ではありません。
やる気があるように見える行動が取れているかどうかです。
気持ちはコントロールできませんが、行動はコントロールできます。
この考え方に切り替えてからは、かなり楽になりました。
やる気がない自分を責める必要がなくなるからです。
やる気がなくてもいい。
ただ、やるべきことをやればいい。
この状態を作れるようになると、パフォーマンスは安定します。
■小さな差が大きな差になる
ここまでの話は、どれも特別なことではありません。
誰でもできることです。
ですが、だからこそ差がつきます。
やる人とやらない人で、少しずつ差が開いていく。
最初はほとんど変わらないように見えますが、時間が経つにつれてその差は大きくなります。
毎日の小さな積み重ねが、半年後、一年後には大きな差になって現れます。
逆に言えば、一発逆転のようなものはほとんどありません。
地味な積み重ねの先にしか結果はありません。
■結局、勝負は精神で決まっている
マーケティングがどうとか、戦略がどうとか、もちろん大事です。
ですが、その前に精神的な部分で勝負はほとんど決まっていると感じています。
やるか、やらないか。
続けるか、やめるか。
シンプルですが、この積み重ねが結果になります。
どれだけ優れた戦略を持っていても、実行しなければ意味がない。
そして実行を左右するのは、結局自分の状態です。
■一生懸命になれないなら、フリをする
やはり、何事も一生懸命取り組むべきです。
ですが、それができない時もある。
それも現実です。
だからこそ、一生懸命になれないのであれば、一生懸命なフリをする。
中途半端ではなく、本気でフリをする。
最初は違和感があるかもしれません。
ですが、それを続けていると、そのフリが自然と本物に近づいていきます。
人は行動に引っ張られる生き物です。
どうせやるなら、中途半端にやるのではなく、振り切ってやる。
その方が結果的には楽です。
■ Summary
やる気や情熱は、信用できるものではありません。
むしろ、当てにしない方がいい。
大事なのは、感情ではなく行動です。
行動を変えれば、感情は後からついてきます。
そしてその積み重ねが、結果に繋がります。
シンプルですが、これが一番再現性のあるやり方だと思っています。
Representative director
Success in real estate investment is not achieved by luck or coincidence. I believe that every encounter, decision, and outcome is inevitable for a reason. That's why I take responsibility for each and every project and believe in finding the best path forward with reliable information and strategy.














